口座がマイナスになることも? 海外FXには追証はあるのか

FXを始めるときには、FX業者の口座に証拠金を預け入れます。そして、FX取引で損失が出ても、通常は預け入れた証拠金が損失の上限となるシステムです。

では、口座がマイナスになることはあるのでしょうか。ここでは、口座のマイナスや追証について見ていきたいと思います。

1.口座がマイナスになることがある!

通常、FX業者は預けた証拠金以上の損失が発生しないように、証拠金以上の損失が出ると強制的にポジションを確定させ、取引を終了します。これが「ロスカット」と呼ばれるもので、この場合、口座がマイナスになることはありません。

では、どのようなときにマイナスになるのでしょうか。

それは、ロスカットが間に合わないような急激な相場の変動があったときです。サブプライムローン問題におけるリーマンショックや、東日本大震災などが起きたときは急激に相場が変動しています。

2015年に起こったスイスフランショックでは、わずか5分で1600pipsの変動が起こり、FX業界や投資家に衝撃を与えました。相場はパニックになり、ロスカットは作動せず、結果多くの人のFX口座がマイナスに。

日本でもその額は数十億といわれています。

2.追証って何?

口座がマイナスになったときに影響するのが、FX業者に追証制度の有無。「追証(おいしょうとは、口座(証拠金)がマイナスになったときに追加入金を求められることです。日本国内のほとんどのFX業者には追証制度があります。

先ほど説明したスイスフランショックのときは、ロスカットが間に合わず、19億円もの追証が発生しました。多額の追証が発生し、支払うことができない場合は自己破産となってしまうケースや裁判で争うケースもあったようです。

では、海外のFX業者に追証制度はあるのでしょうか。実は日本とは違い、海外の多くのFX業者には追証制度がありません。これは海外のFX業者は何百倍という高いレバレッジで取引することができるからです。

高いレバレッジでの取引は獲得できる利益も大きくなりますが、被る損失も大きくなります。このような取引で追証制度があると、誰も怖がって取引しなくなりますよね。そのため、海外のFX業者には追証がないのです。

スイスフランショックのときは、追証制度がないために損失を投資家ではなくFX業者がかぶり、倒産するFX業者まで出てきました。ただし、海外のFX業者のなかには追証制度がある業者も存在するので、注意してください。

一般的には、キプロスやオフショア系(ライセンス取得、あるいは登記上の国籍と、実際に業務を行っている国が異なる業者)のFX業者には追証制度がありませんが、スイスやオーストラリア、イギリスのFX業者では追証制度を導入している業者も多いのです。

3.まとめ

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見てきた通り、「FXにはロスカットがあるから口座がマイナスになることはない」と安心ではありません。ロスカットが間に合わないほどの急激な相場変動があったときは、FX口座がマイナスになるという現象が起きます。

日本のFX業者には、ロスカットシステムがまだまだ未整備なところも多いのです。

また、ほとんどの国内のFX業者には追証制度があるため、マイナスの金額を追加で支払わなければいけません。最悪、自己破産や裁判になるケースもあります。

海外のFX業者は高いレバレッジの取引を行っているため、追証がない業者が多いです。高いレバレッジで勝負する場合は追証がないことが絶対の条件でしょう。

スイスフランのようなことは稀ですが、それでも過去何回か起こっているため、今後も起こらないとは限りません。さらに、海外のFX業者にも追証制度がある業者も存在します。取引をするときは問い合わせなどを行い、追証がないことを確認しましょう。

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