海外FX業者は信託保全がないって本当? 資金は安全に守られるのか

海外のFX業者を通して海外FXをする場合、自分の資金が安全に守られているのか。万が一、海外のFX業者が倒産したときに資金が戻ってくるのか、心配になりますね。

ここでは、海外のFX業者が顧客の資金をどう管理しているか見ていきましょう。

1.分別管理と信託保全

FX業者が資金を管理する方法には、大きくわけて「分別管理」と「信託保全」という方法があります。

それぞれどのようなものか見ていきましょう。

①分別管理

分別管理とは簡単に言うと、FX業者の経営資金と顧客から預かったFX資金を別の口座で管理するというものです。

今はなくなりましたが、昔は経営資金と顧客から預かったFX資金を同じ口座で管理していたため、顧客の資金を使い込んで倒産したというFX業者がいました。そのため、分別管理をする業者が多くなったのです。

注意しなければならないのは、それぞれの資金を別の口座に分けて管理するのはFX業者が行うということ。そのため、完全に流用リスクがなくなるということはありません。

②信託保全

信託保全とは簡単に言うと、顧客から預かったFX資金を信託銀行など別の管理者が別の口座で管理するというものです。

管理者が全く別のため流用リスクがなく、FX業者が倒産しても顧客のFX資金は戻ってきます。日本のFX業者は法律で信託保全をつけなければいけないので信頼性は高いといえるでしょう。

2.海外FX業者の資金管理はどうなっている?

上で、分別管理と信託保全がどのようなものを見てきました。

では、海外のFX業者はどのような資金管理をしているのでしょうか。こちらは大きく次の2つの業者に分かれると考えてください。

①2万ユーロ(約250万円)まで信託保全される業者

海外FX業者の中には、「投資家補償基金(ICF=Investor Compensation Fund)」に加入しているところがあります。

ICFとはFX業者の保険制度のようなものです。ICF加盟業者が倒産した場合、投資家の資金保全がおこなわれ、2万ユーロを上限に資金が顧客に返済されます。

そのため、ICF加盟業者を利用する場合、口座の金額は2万ユーロを超えないようにしましょう。注意点としては、ここで返済される資金は「最初に預け入れた証拠金」が対象ということです。利益部分は保障されないことが多いため、こまめに出金する必要があります。

②分別管理をしている業者

海外のFX業者には分別管理をしている業者が多く、流用リスクや倒産リスクが常につきまといます。

大手のFX業者の場合は大手銀行に口座があり、第三者機関のチェックが入ることも多いので、流用リスクは低くなっています。しかし、低くなっているとはいえ、流用リスクが完全になくなることはなく、また倒産リスクを免れることはできません。

3.信託保全をしている業者を選ぶ方法

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海外FX業者を選ぶ場合は、やはりICFに加盟し信託保全している業者が安心ですね。では、海外FX業者がICFに加盟しているかどうか、どこで判断すればよいでしょうか。

まず、FX業者のホームページを確認しましょう。ICFに加盟していることは、その業者の強みになりますので、必ずホームページに記載しています。記載がない業者は加盟していないと疑ったほうがいいですね。

次に、キプロスの証券取引委員会に承認を受けているFX業者は、必ずICFに加盟しています。ICF加盟が承認を受けるための必須条件だからです。

4.まとめ

海外FXをおこなう場合は、ICFに加盟しているFX業者を選びましょう。これは、2万ユーロ(約250万円)までの資金が保全されているからです。

分別管理している業者でも、大手の場合は大きな銀行に資金を預け第三者のチェックもあるため流用リスクは低いですが、倒産時の資金が戻ってくる保障はどこにもありません。

どちらのFX業者を選ぶとしても、リスク回避のためこまめに出金し、FX口座には大きな金額を残さないことを心がけましょう。

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